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人に優しい木の住宅

火災に強い木造住宅

 意外に思われるかもしれませんが、木造住宅は火災に強いのです。これは、木材は断面が厚くなれば熱が中まで伝わりにくくなるので、完全に燃えてしまうまでに時間がかかることに由来します。

 鉄は、熱が加わると短時間で内部温度が上昇し、変形し始めます。一方、広い断面を持った木材は、着火しても表層に炭化層ができ、それが断熱層の役割を果たすので、燃焼の進行は遅いのです。そして、燃えても短時間で崩れることがないので、いざというときの非難時間や消火活動の時間が十分に得られるのです。


転倒時の衝撃を木で緩和

 木には、コンクリートや大理石と比較して、一般的に転倒時の衝撃を和らげる効果があります。(右図参照) 転んだときの頭が地面などに叩きつけられるスピードは、秒速4~6mにも及ぶそうです。(最大衝撃力200kgf以上!)

 小さいお子様やお年寄りの方がいらっしゃるご家庭では特に、安全のために床には木材をお選び下さい。


 
 

参考引用資料:財団法人日本木材総合情報センター